15.2017年師走

気づけば前回の更新から一年以上経ってました。ブログの存在をそもそも忘れかけ……この一年にあったこと。息子、幼稚園を卒園。小学校入学。通常クラスに在籍しつつ校内の支援学級にも週一で通うことに。春には母の一周忌法要。息子、小学校?授業?何それ、…

14.発達障害

前回の更新から2カ月? 随分ほったらかしにしてました。 気づけば母が他界して半年。早いような、そうでもないような。 というか、母の癌告知から他界するまでの2か月の時間はそこだけ夢でも見ていたのだろうか?と未だに錯覚してしまいそうになります。 さ…

13.子供のこと

亡くなった母に思いを馳せるブログでもまあいいかと思ったのですが、そればかりでもしんみりするので我が子のこともときどき綴ってみようと思います。 現在、年長の男子。 大抵の男の子は元気なものですが、我が子はそれにしても元気すぎやしないか?という…

12.夜伽

前回の更新から1か月以上経ってしまいました。相変わらずののんびりマイペース更新です。 母が退院したその夜のこと。 一膳飯とお団子の用意。 お茶碗に白米を高盛に・・・そういえば、お母さん入院してからほとんど食べられなかったんだよなあ。 と思った私…

11.退院

部屋の私物を片付けていると、葬儀屋さんが到着しました。 母に向かい合掌する葬儀屋さん。 なんで手を合わせているんだろ、寝てるだけなのに?と一瞬思い、すぐに、ああそっか、そうだった。と思い直しました。 ベッドで穏やかな顔で寝ていた母はシーツで包…

10.エンゼルケア

看護師さんからこれから行う処置の説明を受け、一度家族は退室しました。 退院するときの服を準備できていなかったので、病院で用意してある浴衣から初夏らしい明るい花柄のものを選びました。 看護師さんにお化粧してもらった母の顔はとても穏やかで、本当…

9.臨終

母は朝から言葉を発することができなくなっていました。 声をかけても反応はなく、苦しそうに喘ぐような呼吸をするだけ。 一見、苦しそうに見える呼吸は、下顎呼吸というもので実は苦しいわけではないんだそう。ただ、この呼吸が見られるとあと数時間~数日…

8.ふと気づくと

2度目の月命日が過ぎました。 まだまだ、悲しみは癒えません。 むしろ増してきているような。それとも、押し込めていた感情が表に出てきたのか。 悲しいような、実は現実じゃないような… 頭では母が亡くなったことを現実として理解しているのに、何故だかな…

7.月命日

気づけばひと月が経った。葬儀後、私は自宅に戻りいつもと同じ育児が中心の暮らしをしている。しばらく子供の幼稚園を休ませていたので、戻ってからはバタバタでそれこそ悲しむ間もないくらいだった。母が病に倒れたこと、それでも始めは笑顔だったこと、面…

6.最期に向けた覚悟

ホスピスから退院するときは決して亡くなったときばかりではないそうだ。とはいえ、終末期の癌患者が入院する場所。ほとんどの患者さんは息を引き取って自宅へ帰ることになるのだと思う。ここでは積極的な治療はせず、痛みを取り除くことが中心となる。患者…

5.ホスピスへ

ホスピスへ転院するにあたり、母を搬送するための介護タクシーを手配するよう、病院から言われていたのでネットで探してみた。移動中の点滴は?モルヒネもあるし。車椅子?ストレッチャー??ナースステーションで相談してみよう。すると、救急車に先生付き…

4.がん化学療法科病棟

母が最初に入院した病院は、私が5年前に息子を出産した総合病院だった。私が入院した産科病棟の賑やかさとは全く異なる静かな病棟。面会室からは岩手山が見えた。私が息子を産んだ翌朝、病室からも岩手山が見えた。3日がかりで出産したあと疲れた体を起こし…

3.闘病のはじまり

母が入院後、初めて病院を訪れた翌日、父と再び母の病室へ。母は点滴をガラガラと押し面会室へ。何か食べられないのか?と言う父に対して母は、ダメよ、詰まっている(腸閉塞)んだから危ないでしょ?と。そして、落胆する父に母は淡々と高額療養費の説明を…

2.母が死んだ

遠方に嫁いだ私。10数年前のその日から、ぼんやりと「親の死に目にはあえないんだろうな」と思っていた。でもまだまだ先のことだと思っていた。両親とも80過ぎまで元気でいるだろうと。そこになんの根拠もないのだけど。母が先日大腸癌で亡くなった。年齢は…

1.はてなはじめました

はてなはじめました。 なごみ、という名前はもし女の子が生まれたらつけたいなと思っていた名前。 生まれたのは男の子なんですが。 生まれつきほんのり茶色の髪でくりっとしたまるい目の女の子のような顔つきの男の子。 性格はやんちゃでヒーロー大好き、下…