3.闘病のはじまり

母が入院後、初めて病院を訪れた翌日、父と再び母の病室へ。
母は点滴をガラガラと押し面会室へ。
何か食べられないのか?と言う父に対して母は、ダメよ、詰まっている(腸閉塞)んだから危ないでしょ?と。
そして、落胆する父に母は淡々と高額療養費の説明をする。

点滴をしている。絶食。ここは病院の化学療法科病棟。
そうとは思えないくらい、母は毅然としていた。

この数日後に、ステントを入れる処置を行い、食事がとれるようになったと母自らメールで知らせてくれた。
メールには「頑張っていただきます。」
と書かれてあった。
食事をとって体力をつける。それから化学療法を受ける予定でした。